平成29年度 研究プロジェクト支援

プロジェクト研究室 11号館研究室

バイオ・医療材料の設計・精密合成

有機材料システム研究推進本部
ソフトバイオマテリアル研究センター
センター長・特任教授・客員教授

田中 賢

病気の診断や治療方法の開発のためには、生体親和性に優れた材料の開発が必要です。しかし、生体親和性に影響するタンパク質吸着や細胞の接着、異物反応を制御できる材料の設計指針は確立されていません。材料が生体成分に接触すると、直ちに水分子が材料表面に吸着します。この水分子と材料の構造・運動性が材料の生体親和性に大きな影響を与えると考えられます。本プロジェクトでは、生体親和性を有する天然および合成分子に共通する分子構造と運動性に着目した独自の視点により、医療材料の設計と合成の技術開発を行います。これにより、病気の診断や個々の患者に適した治療への応用できるデバイスを開発します。

プロジェクト研究室 M

ヘルスケア材料開発プロジェクト

大学院有機材料システム研究科
教授

野々村 美宗

病原性微生物は私たちの身の回りに多く存在し、いつもその脅威にさらされています。私たちは日常その防御策として石けん等ヘルスケア商品を使っていますが、その効果はまだ十分とはいえません。そこで本プロジェクトでは新規性の高いヘルスケア材料の開発に取り組みます。材料開発には精度の高い迅速な生理活性評価が必須であり、さらに商品化に向けたノウハウも重要事項になります。産業界と連携して医薬品・食品・化粧品として実用化を目指します。

プロジェクト研究室 F

表面微細加工ゲルによる超低摩擦界面の開発と機械要素への応用
~ゲルを活用した価値創成システムの開発~

大学院理工学研究科
教授

古川 英光

ゲル機械材料の新規開発・微細加工技術および走査型顕微光散乱・AFM・単一分子分光・超解像蛍光顕微鏡による微細構造解析法を駆使して、ソフト&ウェットなゲル界面の低摩擦現象を研究し、夢の超潤滑を可能にする表面修飾・潤滑油設計の新指針を探索します。また、ナノブラシ修飾表面とゲルを組み合わせることにより、新規ソフト低摩擦システムを実現し、機械要素への応用を目指します。

プロジェクト研究室 G

全方向駆動歯車による超適応性を備えた動力伝達システムの創成

大学院理工学研究科
准教授

多田隈 理一郎

当該研究は、生活空間の様々な物体に動力伝達機能を持たせ、荷物の搬送や要介護者の移動などにおいて人を補助することを目標として、自由曲面に対応できる小型・軽量かつ高出力の動力伝達機構を実現することです。具体的には、直交する2方向に歯車構造を持つ全方向駆動歯車を中核とする様々な機械要素技術を創成し、従来技術では動力を付加できなかった小さい物体や狭い空間にも駆動機能を持たせます。それにより、様々な環境に高度に適応して人間の作業・移動を適切に補助できる自動システムを実用化します。

プロジェクト研究室 N

多方向駆動装置に基づく超適応性を有する 人間補助移動システムの全方向駆動歯車を中核とするアクティブバランサー開発

大学院理工学研究科
准教授

多田隈 理一郎

本研究プロジェクトでは多方向移動装置を備えたモバイルロボットシステムを、企業と共同で研究・開発します。本研究室は、動きを安定させるための全方向移動歯車を応用したアクティブバランサーを主として研究・開発します。

プロジェクト研究室 Q

社会インフラ用途プラスチック材料の力学耐久性評価

大学院有機材料システム工学科
教授

栗山 卓

現在、社会インフラ老朽化対策が重要課題となっています。そのため、旧来の鋼管や鋳鉄管にかわり、耐食性・耐震性の優れたポリエチレン管および継手がガスあるいは水道水の搬送に普及し始めています。プラスチック材料が世に出て100年を超え、人々の暮らしを支える主役の材料になろうとしています。しかしながら、その仕様は今までの枠をこえて、100年以上の耐久性を要求されています。そのための寿命予測方法は、工学的には一定の成果を上げていますが、より信頼性の高い予測には寿命メカニズムを明らかにする必要があります。本研究では、それらを化学劣化および物理劣化の視点より実行します。

研究プロジェクト公募及び 採択テーマの支援

山形大学で生み出された「知」の社会への還元促進の一環として、本センターのインキュベーション機能等を活用して、事業化を目指す基礎的・応用的研究を支援しております。本支援は、本学の教員および教員グループが行う研究プロジェクトを支援するものです。
採択されたプロジェクトについては、毎年度末に、研究成果報告会などを行い、支援の継続等について検討いたします。

対象

1.大型研究資金の獲得など、大きく成長することが期待できるテーマ
2.企業との共同研究により事業化が期待できるテーマ 3.学内外研究者の連携などにより、近い将来に大学の新しい柱の一つとなる可能性のあるテーマ

支援内容

1.国際事業化研究センター内研究スペースの無償貸与
2.国際事業化研究センター内研究スペースの有償貸与(年間1万円/㎡)
3.研究者グループによる研究チーム形成のための研究スペースの無償貸与

公募のご案内

公募要領等の詳細は、使用可能な研究スペースが確保出来次第、別途メールにてご案内いたします。

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